クリスマス礼拝
2008年 12月 24日
和田野の森教会 クリスマス礼拝
12月25日(木) 午後5時〜
クリスマスディナーの前に和田野の森のお散歩はいかがでしょうか?
礼拝は40分ほど。自由にご参加いただけます。
キャンドルを灯し、主を賛美しましょう♪
白馬 和田野の森教会
TEL 0261-72-5048
今夜も星がきれいです。
そろそろ サンタクロースがやってくる頃でしょうか?
教会へはもうプレゼントが届きましたよ。
何年も前に挙式をあげてくださった方や今年であった方からのメールやカード。
それから、サンタさんから電話もありました!!!
それからそれから・・・・
八方池での撮影を終えた菊池さん 元気な顔を見せに立ち寄ってくださいました。
なんと朝方2時に山荘を出発したそうです。
そして、昔から挙式でお世話になっている方からのメッセージ。
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが と。
はじめて知ったこの話 みんなにも伝えたくて。
この話は、犬養 道子著の「人間の大地」(中央公論社発行)に、載っている本当にあったお話です。「愛」の偉大さが、いかに尊いかを示しています。
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「ほぼ7万人(1979年12月19日の人数)収容のカオイダンのキャンプ第一セクション内の病者テント内に、ひとりの子がいた。
ひとりぽっち。親は死んだか、殺されたか、はぐれたか。兄弟姉妹はいたのか死んだのか。一言も口にせず空をみつめたままの子。衰弱し切ったからだは熱帯性悪病の菌にとっての絶好の獲物であったから、その子は病気をいくつも持っていた。
国際赤十字の医師団は、打てるだけの手を打ったのち、匙を投げた。「衰弱して死んでゆくしかのこっていない。可哀想に・・・」。子は薬も、流動食も、てんで受け付けなかったのである。幼ごころに「これ以上生きて何になる」の、絶望を深く感じていたのだろう。
ピーターと呼ばれる、アメリカのヴォランティア青年が、その子のテントで働いていた。医者が匙を投げたそのときから、このピーターが子を抱いて坐った。特別の許可を得て(ヴォランティアは夕方五時半にキャンプを出る規則)夜も抱きつづけた。子の頬を撫で、接吻し、耳もとで子守歌を歌い、二日二晩、ピーターは用に立つまも惜しみ、全身を蚊に刺されても動かず、子を抱きつづけた。
三日目に・・・・反応が出た。ピーターの眼をじっと見て、その子が笑った。
「自分を愛してくれる人がいた。自分をだいじに思ってくれる人がいた。自分はだれにとってもどうでもいい存在ではなかった・・・・」。この意識と認識が、無表情の石のごとくに閉ざされていた子の顔と心を開かせた。
ピーターは泣いた。よろこびと感謝のあまりに、泣きつつ勇気づけられて、食べ物と薬を子の口に持っていった。子は食べた!。絶望が希望に取って代わられたとき、子は食べた。薬も飲んだ。そして子は生きたのである。
回復が確実なものとなった朝、私はセクション主任と一緒にその子を見に行った。
「愛は食に優る。愛は薬に優る」主任は子を撫でつつ深い声で言った。
「愛こそは最上の薬なのだ、食なのだ・・・・この人々の求めるものはそれなのだ・・・・。」
朝まだき、とうに四十度に暑気が達し、山のかなたからは銃声が聞こえ、土埃のもうもうと吹きまくっていたカオイダンのあのときを、私は生涯忘れることがないだろう。』
by wadanonomori
| 2008-12-24 23:51
| 教会